レコ大とミセスと、初夢で出会ったひろぱの話
いまさら初夢の話をしてもいいですか
もう6月だけど、いまさら初夢の話をしてもいいだろうか。
うちは妹が3人いて、年末年始はそれぞれ実家に集まってにぎやかに過ごすのが恒例になっている。普段は家を出ている妹たちも、この時期は帰省して、父も母も揃って、食卓がにぎやかになる。そして今年も、家族みんなで年末特番を見ながらお菓子を食べていた。
そのとき流れていたのが「レコード大賞」。私は音楽番組にはほとんど興味がなく、正直レコ大の存在すらあやふやだったし、受賞アーティストであるMrs. GREEN APPLE(ミセス)という名前もこの日初めて知ったくらいだった。
でも、妹たちは違った。特に真ん中の妹はミセスの大ファンで、受賞発表と同時にテレビの前で号泣。隣でおやつを食べてた私はびっくりして手が止まった。
それからしばらく、実家の空気がミセス一色になった。曲がエンドレスで流れ、MVがテレビに映り、妹たちの会話にもミセスの話題ばかり。私はといえば「ひろぱ? へ〜、ギターの人なんだ」と、ふわっとした理解のまま年を越した。
そして、初夢
夢の中で、私はCM撮影に参加していて、なぜか隣にはミセスの若井滉斗さん(ひろぱ)。初めての現場で緊張する私に、ひろぱは:
「そのままで大丈夫だよ」
「自然体で行こう」
私はうつむいたまま「はい…」と答え、勇気を出して顔を上げて「はいっ、がんばります!」って言ったその瞬間、ひろぱの顔がまったく知らない中年男性になっていて、私は夢の中で「だれーーーー!!!」って絶叫していた。
まるで情報を詰め込まれた脳が、うまく整理しきれずに出力した不思議な合成画像みたいな夢だった。
それでも、ちょっとだけうれしかったのは、ひろぱ(だったはずの人)がくれた言葉が、夢とはいえやさしかったこと。「そのままでいいよ」って、夢で誰かに言われるのって、地味にじわっと効く。
初夢なんて特に気にしたことなかったけど、こういう感覚が残る夢なら、悪くないかもしれない。
執筆:東雲イヲリ
#ゆるなぞエッセイ #初夢 #ミセスGREENAPPLE #夢オチ

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