【そば打ち体験記】ぜんぶ難しい!でも美味しすぎた、あの一本
そばって、自分で打てるんだ。
そう思って軽い気持ちで申し込んだ、人生初の「そば打ち体験」。
妹(3女&4女)と母と一緒に、なんとなく旅の思い出になればいいなと思っていたけど――
始まってすぐに気づいた。
あれ……そば打ち、むずかしすぎない?
こねて、のばして、切る――すべてが未知の世界
そば粉と水をまぜていく作業からスタート。
手でぐるぐるとかき混ぜて、だんだんまとまっていくのは楽しい。
けどもうこの時点で難しい。
水分のバランスがほんの少し違うだけで、固すぎたりベタついたりする。
のばすときもまた試練。
四角くしようとしても、なぜか台形になるし、厚みもバラバラ。
「厚さはなるべく均一にね」と先生は言うけど、言うは易し、やるは激ムズ。
そして切る段階。
細く切ったつもりでも、よく見ると…ひと玉うどん、混ざってませんか?
家族で打ったそば、それぞれの“らしさ”が出ていた
いざゆでて、みんなのそばを食べ比べてみると――
なんというか、性格がそのまま表れている気がした。
妹(4女)は真面目にコツコツ型で、細く揃った見た目重視のそば。
妹(3女)は大胆でのびのび、太さも自由奔放。でも食べごたえがある。
母のそばは優しい雰囲気で、細くて柔らかく味もしっかり。
そして私はというと…ちょっと不器用で…ラーメン?笑
そばに、自分たちの性格が映るなんて思わなかった。
プロの技に、しずかに敗北する
先生が見本として打ってくれたそばは、まさに芸術。
細い。均一。美しい。
しかも食べたら、香りがふわっと鼻に抜けて、のどごしも最高。
ああ、これが「そば」なんだ。心からそう思った。
冷たいそばがいちばん、おそばの味がわかる
自分の作ったそばももちろん食べた。
ちょっと太くて不揃いでも、打ちたての風味はちゃんとある。
でもやっぱり先生のそばとは全然違う…。
そして何より感動したのが「冷たいそば」。
冷水でしめたそばの引き締まった感じ。
つゆにつけると、香りと甘みが際立って、
「ああ、そばってこういう味なんだ」と実感できた。
そばを打つという“ととのい”
ふだん、こんなに「ゆっくりとひとつのことに向き合う」時間はないなあと感じた。
粉を混ぜ、水を加え、手で確かめながら少しずつ形にしていく。
集中しているうちに、頭の中がすうっと静かになっていく。
これはもう、新しい“ととのい”かもしれない。
何かを上手にできたわけじゃないけど、体の中が整うような、そんな気持ちよさがあった。
“丁寧な暮らし”って、こういう時間から始まるのかもしれない。
結論:そば打ち、なめてました
思った以上に体力を使うし、手先の繊細さも必要。
何より、全体の流れを理解していないとすぐ失敗する。
でも、だからこそプロの技に感動できるし、
自分で作った一杯のそばに愛着も湧く。
失敗しても、笑って食べられる体験って、意外と貴重かも。
そして、そば打ちってただの体験じゃない。
ちょっと心がととのう、静かな贅沢だった。

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